ソニーエンジニアリングでは、オーディオ製品やテレビ、医療用カメラなど多品種にわたるソニー製品を設計しています。私の主な仕事は、ソニーを代表するヘッドホン、携帯音楽プレーヤー、テレビといった商品の開発と、部署全体の統括です。商品のデザインやコンセプトを決め、中身の詳細設計に落とし込み、工場に導入するのが基本的な仕事の流れです。ソニーエンジニアリングとブライザのメンバーでチームを構成し、一つの製品を作り上げていきます。
　ブライザとは、電気回路の設計、外装機構設計、ソフトウェアの設計を協業しています。電気設計者、機構設計者、ソフトウェア設計者の3職種のチームがあるのですが、この中の一つを全てブライザにお願いすることもありますし、弊社社員がチームリーダーとして立ち、現場をブライザ社員の方々にお願いする場合もあります。ブライザは外装機構設計と電気設計を担当することが多いですね。

　ブライザ社員の方々は明るく、気さくに話をしてくださいます。私は10年ほどお付き合いをしていますが、役職問わずみなさんとてもフレンドリーに接してくださるんです。新人教育にも力を入れている印象で、新しく入った方でも同じ目標を見すえて意見を出し合い、ディスカッションをしています。会社を越えてチームの仲が良く、休日にはバーベキューをしたり、モータースポーツの観戦に行ったりもしました。接しやすい方ばかりなので、一緒にいると時間があっという間に感じますね。
　ブライザは車や建設業など、我々と違う業界にも携わっているので、幅広い知見を活かした提案をしてくださいます。例えば、ソニーの製品協力をした次に車の製品に関わるかもしれない。このように広く業務に携わることはスキルアップに繋がります。知見の幅広さにより応用力も高まっていく。ノウハウを活かし、同じ形でも違う提案でスペックを満たす設計ができるんです。それがブライザのエンジニアの方々の強みですね。幅広い知見を組み込んで、我々の製品開発に活かしてくれています。